たとえば、
目に見えるものばかりに心を奪われていた頃、
どうしてあんなに疲れていたんだろう、って思う。
成功や正解を追いかけて、
評価や成果で自分を測って、
“ちゃんと”しよう、“もっと”やろう、って。
そのたびに、心が削れていた。
でも。
この世界って、本当は目に見えないものでできている。
たとえば、「信頼」もそう。
「優しさ」も、「勇気」も、「希望」も。
手に取れないのに、確かにそこにあって、
見えないのに、誰かを生かしているもの。
心の奥のあたたかさや、静かな強さ、
ふとした瞬間に感じる安心感もそう。
わたしたちは、つい忘れてしまう。
見えないもののほうが、本当はずっと大切だということを。
目に見えないからこそ、感じようとする力が育つ
この世界にある“見えないもの”は、
目を凝らさないと見えてこない。
空気のように、いつもそこにあるのに、
ないもののように、忘れてしまうこともある。
だけど、
見えないものを感じようとすることで、心は柔らかく、感性は鋭くなっていく。
人の本音や、空気の温度。
言葉にならない想い。
そういうものに、ちゃんと気づける自分でいたい。
感受性は、弱さなんかじゃない。
むしろそれは、美しさと優しさを持つということ。
見えない世界と、あなたの世界
見えないものに意識を向けるようになってから、人間関係が変わった。
目に見える条件じゃなく、心の通う縁が残った。
仕事もそう。
華やかに見えることよりも、
「どんな気持ちでそれをしているか」が、
なぜか相手にも伝わるようになった。
そして何より、自分自身との関係が変わった。
「今の自分でいいんだよ」
そう、やさしく語りかけるように、毎日を生きている。
あなたの中にも、確かにある見えないもの
愛や感謝、希望や祈り。
そういうものは、言葉にしなくても、ちゃんと空気を変える。
あなたが今日、誰かのためにした小さな気づかいや、
自分にかけたやさしいひと言。
それらは目には見えないけれど、
確実に世界に届いてる。
そんな「見えないもの」に目を向けながら、
今日も、心豊かに過ごしていこう。
あなたの内側にある、見えない光が、
世界をやさしく照らしているから。
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