ふとしたとき、心の奥にモヤがかかることがある。
理由もはっきりしないまま、言葉にできないまま、ただ、もやもやする。
朝起きたときに胸が少し重かったり、誰かの言葉がふいに引っかかって離れなかったり。
頑張っているのに、何かが噛み合っていないような、そんな日。
そんなときは、無理に晴らそうとしなくていい。
「どうしてこんな気持ちになるんだろう」って分析を始めなくてもいい。
それよりも、ただ静かに目を閉じて、深呼吸をひとつ。
そして、心に浮かぶそのもやもやを、空に向かって放り投げてみる。
「えいっ」って。
まるで、風船を手放すように。
ゆっくり、優しく。
風に乗ってどこか遠くへ飛んでいくイメージを描くだけで、少し心が軽くなる。
空はどんなときも、受け取ってくれるから。
どんな気持ちでも、否定せずに、ただそこに広がってくれている。
もやもやは空とともに変わっていく
私たちの心には、毎日いろんな感情が流れてくる。
嬉しい、楽しい、ありがとう、切ない、寂しい、もやもや、ざわざわ…。
全部、人間らしくて、愛おしい。
でもときには、受け取りすぎてしまって、抱えきれなくなるときもある。
そんなときは、手放してもいい。
自分を軽くしてあげてもいい。
「私はちゃんと感じてる。それだけで、十分」って、自分に優しい言葉をかけてあげよう。
空に放り投げたあと、深呼吸をして、顔を上げてみる。
空の青さ、雲の流れ、鳥の声、そよぐ風。
あたりまえにあるものが、なぜだかとても優しく感じるかもしれない。
心のもやもやも、空の色と同じように、いつか自然に変わっていく。
無理に晴らそうとしなくても、空にゆだねるだけで、ちゃんと循環してくれる。
今日も、心にやさしい選択を。
もやもやしたら、空へ放り投げてみよう。
そして、自分にひとつ、ありがとう。
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