ふと立ち止まる日がある。
昨日まで迷いなく歩いていたはずなのに、今日は足取りが重くて、自分がどこへ向かっているのかもわからなくなる。
まわりの人が、まっすぐに進んでいるように見えて、自分だけが置いていかれているような、そんな感覚になることもある。
でもそんなときこそ、きっと「何か」を探しているとき。
見えていないだけで、心はちゃんと、何かあたたかい光を求めている。
心の奥の方で、やさしい希望を感じてる
迷いの中にいると、自分が弱いように感じてしまうかもしれない。
でも実はそれって、強さの一部なのだと思う。
不安を感じながらも、それでも前に進みたいと思っている証拠。
止まっているように見えて、心の中ではたくさんの問いが芽生えている。
「私はこのままでいいの?」
「本当に望んでいることは、なに?」
そんな問いかけが生まれるのは、光に向かって歩いているから。
心の奥にある希望が、静かに姿を現しているだけ。
光は遠くにあるものじゃない
私たちはつい、「もっと先にあるもの」「もっと特別なもの」を探してしまうけれど、
本当の光って、目の前の何気ない風景のなかにあったりする。
朝、あたたかい飲み物を口にしたときのほっとする感覚。
誰かの言葉に、救われたと思える瞬間。
眠る前に、自分を少しだけ「よく頑張ったね」と抱きしめるような気持ち。
それらは、心の中に静かに灯る光。
道に迷っているときこそ、そんな小さな光を、丁寧に感じ取ってみる。
すると、不思議と、歩き出したくなる。
迷いながら進む道こそ、本当の道
まっすぐに進む人に憧れるけれど、
曲がりくねった道の中にも、ちゃんと意味がある。
迷いながら、悩みながら、選んできたことが、ちゃんと自分の物語をつくっている。
だから、安心して。
いま、どこに向かっているかわからなくても大丈夫。
その揺らぎのなかで、あなたはあなたの光を探している。
そして、その光はきっと、あなたのすぐ近くにある。
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