「なんだか疲れやすい」「人の気持ちにすぐに引っ張られる」「小さなことでぐったりしてしまう」ーーそんなふうに感じることが多いなら、もしかしたらHSP(Highly Sensitive Person)かもしれない。
HSPは、「とても敏感な気質を持つ人」のこと。音や光、人の感情や場の空気を敏感に感じ取ることができる一方で、刺激を受けすぎて疲れやすかったり、気持ちを消耗しやすかったりする。
私もHSP
実は私もHSP。
東日本大震災のとき、私は直接被災したわけではなかった。でも、ニュースを見たり、人々の不安を感じたりするだけで、体が反応してしまった。なぜか食べ物が喉を通らず、一週間以上ほとんど食べられなかった。まるで、自分のことのように痛みを感じてしまう。
小さなことに気づくことができるのは、HSPの大きな長所。でも、それが時に、自分を苦しめることもある。
優しいからこそ、繊細
HSPの人は、優しい。相手の気持ちをすぐに察することができるし、相手が傷つかないように、慎重に言葉を選ぶ。誰かが悲しんでいると、自分のことのように苦しくなる。
でも、その優しさゆえに、傷つきやすかったり、疲れやすかったりする。だからこそ、大切なのは「自分を守ること」。
HSPが生きやすくなるためにできること
1. まずは、自分の敏感さを受け入れる
「なんでこんなに気にしちゃうんだろう」「どうしてこんなに疲れるんだろう」と自分を責めるのはやめよう。HSPは、悪いことではない。むしろ、人一倍優しさや共感力がある、素晴らしい気質。まずは「これが私なんだ」と受け入れること。
2. 情報を制限する
ニュースやSNSの情報に過剰に触れると、心がすぐにいっぱいになってしまう。刺激を少し減らすだけで、ぐっと楽になる。情報は「見ない選択」をすることも大切。
3. 人と距離をとることを恐れない
人に優しくしすぎて、自分がすり減ってしまうことはないだろうか? 無理に相手に合わせなくても大丈夫。時には距離をとって、自分の心を守ることも大切。
4. 自分が安心できる時間をつくる
自然の中を歩く、好きな音楽を聴く、温かいお茶を飲むーー自分がほっとできる時間を、意識的につくろう。心を落ち着ける時間が増えれば、少しずつ世界が優しく感じられるようになる。
繊細だからこそ、生きる世界を選ぶ
HSPであることは、決して「弱さ」じゃない。むしろ、HSPだからこそ感じられる美しい世界がある。
自分の心を大切にしながら、無理をせずに生きていく。
そうすれば、繊細な自分が、もっと心地よく過ごせる世界が見つかるはず。
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