朝、鏡の前でふと思った。
「今日のわたし、まあまあ好きかも」
そんなふうに思える日って、ほんの少し世界が優しく見える。
自分を好きでいられるときって、うまくいかないことさえ、どこか愛おしく思えるから不思議。
“理想の自分になる”って、いつからこんなにもプレッシャーみたいになってしまったんだろう。
理想を探さなくていい
高すぎる目標。
完璧なイメージ。
がんばれば届くと思っていたのに、近づけば近づくほど遠くなるような感覚。
本当は、そんなところまでハードルをあげなくたってよかったのにね。
“理想”にならなくても、“お気に入り”になれたら、それでいい。
自分のことを「今日のわたし、いい感じかも」って思える、そんな瞬間を、少しずつ重ねていけたらそれで十分。
お気に入りの中のひとつに
お気に入りの服みたいに、
お気に入りのカフェみたいに、
お気に入りの景色みたいに。
誰かに見せるためじゃなくて、自分のために選ぶ“わたし”。
心地よくて、ちょっと誇らしくて、自然と笑顔になれるような存在。
何かを達成しなくても、
誰かに認められなくても、
うまくできなくたって、
「そんな自分も、まあ、悪くない」って思えたら、それって十分“お気に入り”。
たとえば、
誰かに優しくできた日とか、
ちゃんと眠れた日とか、
苦手なことにちょっと向き合えた日とか。
そんな小さなことが、自分を好きになる種になっていく。
理想よりも、お気に入り
お気に入りになれる自分は、
どこか遠くにいる“理想のわたし”じゃなくて、
今ここにいる“ちょっと気に入ってるわたし”の中に、ちゃんといる。
だから焦らなくていい。
がんばりすぎなくていい。
理想に追い立てられて、息切れしそうな日こそ、肩の力を抜いてこう言ってあげよう。
「今日は今日のわたしで、いいやん」
きっとそのひとことで、
わたしの中に、もうひとつの小さな“お気に入り”が生まれる。
お気に入りになれる自分を探す旅は、
“好きになろう”って決めた瞬間から、もう始まってる。
あなたも、そんなふうに感じたこと、ある?
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